スピマテの個別パック「スターターB黒」について

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1.1 初めに
このゲーム紹介は、スピマテの個別パック「スターターB黒」についてです。このパックは、2016年に一度発表され、今回はその再販となります。当時の状況を踏まえ、そのパックのコンセプト(目的・目標)となるロジック(論理性)を解説していきます。大枠となるゲーム自体のルールはここでは説明しません。記事の最後に記載している参考文献を確認して下さい。

1.2 スピマテ の新フレーム改定
「スターターB」の制作は、実は初めて第三者の意見を大幅に取り入れ、思い切ってフレームの入れ替えを行ったパックでもあります。ARにも新フレームで対応が可能であることが判明したのもあり、新フレームに切り替えました(2018年11月1日現在、ARシステムは調整中。)。

2.1 パック特徴「スターターAより1パックで出来ることを増やすよう設計」
1つのパックで何をすればいいかが分かりやすいデザインであると共に、他のデッキに使いまわせるパーツが多くあり、今までの欠点を埋める形で洗練されたパックと言えます。また、初めて全てのカードが火属性に固められており、色々なデッキの標準となっています。

2.2 パック特徴「断片的に語られていくスピマテ の世界観」
初めて、スピマテ の世界観が中世ヨーロッパのような剣と魔法の時代背景であることが明らかになります。しかし、この時点では、謎が非常に多く、それらの謎はスターターC以降で徐々に明らかになっていくことになります。カードのフレーバーテキストからは、もともとは王国の魔女であった「煉獄の魔女」が、敵国に勝つために、炎の神を召喚させる儀式を行い、仲間たちを生贄にしていく描写がなされています。結果、王国は絶大な繁栄を極め、魔王軍をも倒すこととなりますが、戦いの中で悪魔に魂を売り、失っていった人間性が、王国の腐敗を生み、のちに新たな争いの火種となっていきます。(スターターCの空挺の魔女にて、そのストーリーが語られます。)

3.1 このパックで登場する新しい種族「神族」

今回、初めて「神」と呼ばれる大型合成モンスターが登場しています。これらのモンスターを出して効果を使うためには、6枚以上の墓地のカードを要求されます。その為、3〜4ターン目に墓地が溜まってきた時にしか使うことが出来ず、長期戦となる時に強いデッキとしての地位を、このスターターBは当時維持していました。

3.2 コスト0の大幅な強化
スターターAまでのカードは、全体的にコスト0のモンスターが弱く、いわゆる手札増やしが非常に脆弱だったのですが、このパックから、「戦乙女の訓練生」をはじめとする、出せばとりあえず手札を増やせるカードが強化されました。これにより、スピマテ は1ターンで終わるゲームから、2〜3ターンを必要とするゲームにシフトしていきました。

3.3 全体除去の強化
この火属性にふさわしい、場のカードを破壊するカードが大幅に種類が増えました。これにより、大量展開を行うデッキに対し、ある程度の抑止力が加わり、スピマテ 全体の環境が非常に良くあそべるようになりました。

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