ゲームマーケット2025春:開催直前総合レポートをchatgptにまとめてもらいました。一部内容が違うかもしれませんが、参考にして下さい。
ゲームマーケット2025春(5月17日・18日@幕張メッセ)まで残りわずかとなりました。開催3日前時点の最新情報をもとに、中小サークルや初出展者の動向から一般参加者の準備、会場の熱気や注目企画、さらには転売対策や実用的な注意点まで、現場視点で詳しくレポートします。
1. 中小サークル・初出展者の注目新作と事前プロモーション
ゲームマーケットでは大小様々なサークルが新作を発表しますが、特に 中小規模の同人サークルや初出展者 は、この時期に向けて周到な準備とプロモーションを展開しています。最近では「事前の試遊会や宣伝活動がとても重要」という声もあり、当日のイベントは「それまでの集大成」で、事前にどれだけ認知を得られるかが成功を左右すると感じる出展者もいます 。そのため、多くのサークルが以下のような取り組みを行っています。
- 新作ゲームの試遊会参加:発売前に行われる体験イベント(「フォアシュピール」等)への参加は今や必須とも言われ、一般参加者に遊んでもらって評価を高める戦略が重視されています 。初出展のあるサークルは募集に気づかず不参加だったと嘆いており、情報収集の難しさも指摘されています 。
- SNSでの情報発信:X(旧Twitter)やInstagramでゲーム内容やコンポーネント写真、ルール概要を積極的に公開し、拡散を図っています。例えば、とある新規サークルは**「本日中にチラシ、ホームページ、予約フォームを作成します。20時頃 #ゲームマーケット2025春 向けの予約受付を開始予定です」**とXで告知し、完成したゲーム50個の準備写真を投稿して予約を募っていました 。また、ルールブックの事前公開(PDF配布やノート記事)を行う例や、ハッシュタグを使ったキャンペーンも見られます。
- 取り置き予約の実施:当日確実に買いたい人向けに事前予約フォームを用意するサークルも多数です。Googleフォームや専用サイトで受付を行い、5月15日締切とするケースが一般的 。予約特典として手描きイラストカードやカラーダイスを進呈するユニークな施策をとるサークルもありました 。中には「予約不要で現物を見て決めてほしい」としつつも在庫僅少ゆえ試験的に予約制度を導入した初参加者もいます 。
- 在庫数と予約状況の公開:人気が予想される新作については、「予約○件突破」「残りわずか」とSNSやブログで逐次報告し、購買意欲を刺激しつつ在庫管理も徹底しています。例えばぶれけけゲームズ(両日B04)は新作 「コロコロSAN脈」 の予約が殺到し、「まもなく予約在庫に達するため、残り10件ほどで…予約受付を停止」とアナウンスしました 。当日分も予約数と同程度確保する計画を明かし、「日曜参加の方やゆっくり来場したい方は予約をご活用ください」と呼びかけています 。
こうした事前活動の成果もあり、開催直前には有力な新作同人ゲームがいくつも注目を集めています。以下は中小サークル/初出展サークルの注目作品の一例です(五十音順):
サークル名(ブース) | 新作タイトル | ジャンル・内容 | 予約状況・備考 |
SHAKE UP GAMES(両日 J16) | 蠱毒 -KODOKU- | 正体隠匿×ダイス対戦ゲーム。6種のダイスを“毒虫”に見立て、イカサマも駆使して生き残り勝負 。中世風テーマ。 | 予約可(フォームで受付中) 。初出展ながらユニークな「缶入り」コンポーネントが話題 。 |
ぶれけけゲームズ(両日 B04) | コロコロSAN脈 | ファミリー向けパズル&ダイスゲーム。転がる要素を活かしたライトゲーム? ※詳細はHP参照。 | 予約ほぼ満了(予約30件超で停止間近) 。当日分在庫も同数用意。取り置き特典なし。 |
RMBC(両日 J59) | 群青グラデーション | 抽象戦略系カードゲーム。美しい群青色のグラデーションをモチーフにした作品(推定)。 | 予約受付中(5/15締切) 。イベント特価でBOOTH通販も同時実施 。有志投票「注目作」リストにもランクイン 。 |
ドヤゲームス(両日 不明) | 怪獣弁当 | タイル配置型パズルゲーム。怪獣モチーフの弁当を詰める?前回秋に300個即完売の人気作。 | 予約受付中(~5/16想定)。既に30件以上の予約 。イベント特別割引価格&セット割引あり。前回は14時に完売 。 |
Avignon Games(両日 J22) | ポーズマニア! | お題のポーズを当てるパーティゲーム。身振り手振りで楽しむコミュニケーション系。 | 予約情報不明。有志の期待投票で名前が挙がった注目作 。笑いと盛り上がり必至の体験型ゲーム。 |
※上記は一例です。この他にも 「10年後いつものカフェで」(ミスボドゲームズ,J68) や 「ダンジャン(DUNGEON MAHJONG)」(ゲームNOWA,C25) 等、各方面で話題に上る新作が多数あります 。初出展ながら高クオリティの作品を用意しているサークルもあり、「初出展でここまでできるのは多くない」と驚きをもって迎えられるケースもあります 。もっとも、「コストをかければ初出展でも注目される」側面もあるため、宣伝合戦の様相も呈しており、ある新人出展者は「事前宣伝で勝負が決まる本末転倒な空気感になった」と率直な心境を綴っています 。それでも、多くの出展者がギリギリまで作品のブラッシュアップを行い、「ゲムマ当日に多くの人に知ってもらう」という熱意で準備を進めています 。
興味深いエピソードとして、タルトゲームズはブログで「2025年春は以下の商品を販売します」としつつ、**「いまゲムマ3日前の水曜ですが、今回は新作がなにひとつ完成してません!」**とユーモア混じりに告白しています 。それでも新作予定リストを公開し(フランス語ルール読解ガイドブックや過労×飯テーマのカードゲーム等ユニークな内容)、〆切間際まで制作を諦めない姿勢を見せています 。このように中小サークルほどギリギリまで情熱を注ぎ込み、本番に向けて準備を整えている状況です。
2. 一般参加者の視点:当日の行動計画・注目トピック
一般参加者にとってゲームマーケット当日はお祭り同然。**「どの時間に並ぶか」「何を持参するか」**といった事前準備から、当日の購入計画まで綿密にプランを立てる人が多く見られます。
● 入場戦略と行動計画: 今回も入場チケットは早期(11時)と通常(12時)の二段階制です。早期入場券(各日3,000円)は枚数限定で即完売する人気ぶり 。早起きしてでも欲しい新作があるコアな参加者は迷わず早期入場を選択します。一方、「朝ゆっくりでいい」「予算も抑えたい」という人は通常入場券(1,500円)で12時入場を選ぶ傾向です 。早期と通常では1時間の差がありますが、「この1時間に1,500円の価値を見出すかは欲しいゲーム次第」とも言われます 。実際、2022秋の例では、12時組の待機列は10:00で約50人、10:30で100人規模だったのに対し、11時組は遥かに長蛇の列でした 。開場後はスタッフの誘導でスムーズに入場が進み、11:10頃には早期組の列が解消していたとの報告もあります 。今回2025春も出展者数が前年より130以上増えており 、会場が幕張メッセに拡大したとはいえ混雑は必至です。Twitter上でも「何時に並ぶ?」が話題になっており、狙いのブースに真っ先に向かうルートを地図上に描き込んでシェアする参加者もいます。開場直後は人気ブースに一直線、その後は試遊や交流に時間を充てるなど、人によって当日のタイムテーブルは様々ですが、「開場ダッシュ禁止」「スタッフの指示に従う」などマナーを守りつつ、それぞれが充実した一日を過ごす計画を立てています。
● 持ち物チェックリスト: 公式サイトでも持ち物リストが公開されていますが 、常連参加者の間で語り草となっているポイントをまとめます。
- 大容量バッグ:戦利品を持ち帰る バッグ は必須です。キャリーケースは人の足や商品に当たる恐れがあるためNG。【肩掛けorリュック】など手で持たずに済む丈夫な袋が望ましいでしょう 。実際「キャリーバッグは他の来場者の足に当たり、せっかくの戦利品に傷が付く恐れがあります」との公式注意もあります 。荷物が増えても両手が空くように工夫しましょう。
- 現金(小銭・千円札):会場ではクレジットカードは使えない場合がほとんどです (企業ブースの一部ではカード決済や電子マネー対応あり も、中小ブースは現金のみが基本)。また会場内にATMは無いため、必要額より多めの現金を用意し、一万円札は事前に崩して千円札にしておくことが推奨されています 。小規模サークルはお釣りが十分用意できず一万円支払いに困ることが多いため、「一般参加の方は1万円札を崩し、千円札にしておくと良い」と案内されています 。
- 交通系ICカード:鉄道利用の方はSuica/PASMO等のICカードを忘れずに 。最寄り駅の券売機は当日長蛇の列になるため、ICカードでスムーズに改札を出入りしましょう 。前もって地元駅で十分チャージしておくのもポイントです 。
- スマホ&予備バッテリー:待ち合わせ連絡や情報収集にスマートフォンは欠かせません。さらにモバイルバッテリーも携行推奨です 。会場は電波状況が悪い場合もあり「携帯キャリアによっては移動基地局車が来ないこともある」ため、通信が不安定になる恐れがあります 。友人との合流は事前に場所と時間を決めておくと安心でしょう 。災害用の連絡手段としても携帯+充電器は必携とされています 。
- 帽子・飲み物(熱中症対策):屋内イベントとはいえ、待機列は屋外になる場合もあります。当日は5月とはいえ初夏の日差しが予想され、気温も上昇するかもしれません。帽子は直射日光と熱中症対策に有効です 。日傘は混雑時に危険(尖った先端が人の目に当たる等)なので持ち込み禁止です 。そして飲み物は絶対に持っていきましょう。死ぬで。 との強烈なアドバイスもあります。実際「『まだ大丈夫』は、もうダメだ」を標語に、喉が渇く前にこまめな水分補給・休憩を呼びかけています 。会場内の自販機は台数が少なく、あってもすぐ売り切れたりぬるい飲み物しか出てこなかったりします 。重くても冷たい飲料を持参する方が良いでしょう。特にスポーツドリンクが推奨されています (利尿作用のあるお茶はトイレ混雑の観点から避けるのが無難とのこと )。
- 入場チケット(カタログ):会場への入場にはチケットもしくは公式カタログ付属の入場パスが必要です 。当日入口でのカタログ販売もありますが、事前に購入しパスを切り取っておくとスムーズです 。なお2日間開催ですが、入場パスはいずれか1日のみ有効なので使い回しはできません 。小学生以下は保護者同伴で入場無料(※早期入場は除く)という嬉しい制度もあります 。
● みんなが注目する作品・投稿トレンド: 今回のゲムマ春も新作が非常に多いため、参加者それぞれが**“この春のマストバイ”をリストアップしています。SNSでは「#ゲムマ購入予定」「#気になるゲームマーケット新作」などのハッシュタグで戦利品候補が語られ、個人ブログでも注目ゲーム紹介記事が多数公開されています。例えば、ボードゲーム情報サイトによる有志投票では26タイトルが「6人以上から注目リスト入り」し、その中には同人インディーの新作も多く含まれました 。具体的には『蠱毒』(J16)や『群青グラデーション』(J59)といった前述の作品のほか、『ペチケ』(エ34 オインクゲームズ)、『マッチ売りの大富豪』(エ46 HEY!)、『テーブルトップクライマー』(D33)などが8名以上の支持を集めています 。一般参加者の中にはこうしたランキングを参考に「自分の欲しいものリスト」を作成する人も多く、Excelでブース番号とタイトルを整理したり、会場マップにチェックを入れたりと熱心です。また当日SNS投稿を楽しみにしている人もおり、「#ゲムマ戦利品」「#ゲムマ○○(ゲーム名)」のタグで購入物や遊んだゲームの感想を投稿する傾向があります。最近はInstagramでお洒落にゲーム写真をアップする人も増え、「映える」コンポーネント**や会場フォトスポットで撮った写真が飛び交うことでしょう。企業ブースでは「写真をSNS投稿するとノベルティ進呈」といったキャンペーンも用意されており 、参加者も積極的に発信に協力するムードです。
● 購入・試遊・交流の多様な目的: 一般参加者の目的は大きく分けて「買う・遊ぶ・出会う」の3つです。まず**「買い物」を主目的とする方は、限定品や初回特典がある新作を中心に開場直後から精力的に回ります。お目当てを押さえた後は「試遊」にシフトし、気になっていたゲームを実際に遊んでみたり、作者自らのルール説明に耳を傾けたりします。中には「今日は買わずに遊ぶ専門」と決め、フリープレイエリアや各ブースの試遊卓で1日中ゲーム体験を楽しむ参加者もいます。また「交流・推し活」を目的に来場する方もいます。お気に入りのゲームデザイナーやイラストレーターと直接会ってサインをもらったり、新作の制作秘話を聞いたりできるのはアナログイベントならではです。同好の士と名刺交換をしたり、ボードゲームカフェの店員同士が情報交換したりと、業界ミニコミ的な盛り上がりも各所で見られます。SNSでは「〇〇先生に新作にサイン貰えた!」「知らない人と遊んだけど超盛り上がった!」という投稿が毎回流れるように、ゲムマは参加者同士・参加者と出展者の交流の場としても機能しています。その意味で、一般参加者はみなそれぞれ「自分だけの物語」**を紡ぎに会場へ足を運ぶと言えるでしょう。
3. 会場準備の状況と開催前の熱気
開催まで残り数日となった幕張メッセ会場では、運営・出展者・参加者それぞれの熱気が高まっています。SNS上の一次情報から、その様子を探ってみましょう。
● 運営側の最終準備: 公式からは開催直前の各種案内が発信されています。5月14日には当日の会場生配信(ニコニコ動画でのステージ中継など)のお知らせが出され 、イベント当日に来られないファンや遠方の方でも雰囲気を味わえるよう配慮されています。また、5月17日夜の**「ゲームマーケットナイト」(後述)参加募集告知も行われ、当日に向けてスケジュールが埋まりつつあります 。運営Twitterではカウントダウン投稿や見どころ紹介が連日投稿され、「フリープレイエリア解放!一緒に熱気を作りましょう!」といった呼びかけも見られます 。今年は会場が東京ビッグサイトから幕張メッセに移った関係で、公式サイトの開催概要ページやブログでアクセス案内・ホール配置図の公開が早めに行われました。展示ホール5~8全てを使う大規模開催となり、通路幅や空調など環境面の改善も期待されています(実際「ビッグサイトに比べて幕張は空いてて快適だった」との声が2024秋にありました)。前年春から出展者数が130以上も増加したというプレスリリース情報もあり 、国内外から注目度が増していることをうかがわせます。想定来場者数は2日間で延べ2万5千人規模とされ 、スタッフも誘導動線の確保や安全管理に余念がありません。当日は人気ゲーム実況者の茸(たけ)さん**が開場前の会場内レポートを生中継する予定で、待機列の様子や開場直後の熱気を画面越しに伝える企画も用意されています 。こうした運営の盛り上げ施策により、「いよいよだ!」というムードが一層高まっています。
● 出展者たちの高揚と追い込み: 出展者サイドでは最後の追い込み作業が続いています。SNSには「新作ゲームの箱が届いた!」「量産完了!」「値札シール貼り終えたー!」といった報告や、車に積み込まれた大量の段ボール写真が投稿されています。中には前日の深夜に車で搬入する地方サークルも多く、例えば2024秋のぶれけけゲームズのレポートでは「0時30分に荷物の積み込み開始、1時に売り子が合流し3時間のドライブで会場へ…限界…」といった記述もあり、イベント直前の徹夜行軍ぶりが伝わります 。今回は前日5/16が平日(金曜)のため、有給休暇を取って準備に充てる社会人クリエイターも少なくありません。**「あと○日」というカウントダウン投稿も相次ぎ、たとえば初参加サークルの北野國唐さんは「新作『オリナシティ』のルールブックが完成しました。ゲムマ公式ページにも掲載済み。取り置き予約も受け付けております」と報告していました(X/@kitanokunikara, 5/14付投稿)。また、「ブース番号○○でお待ちしています!」**という意気込みや、名刺・チラシ類の準備写真をアップする出展者も多数です。余裕のあるサークルは他ブースの宣伝にも余念がなく、自身のブログで「ゲムマ2025春 気になる作品紹介」として他サークルの新作にコメントを寄せるなど、コミュニティ全体で盛り上げようという動きも見られます 。
一方で、出展準備の大変さからくるホンネも聞こえてきます。初出展のひよぺん幼稚園Gamezooさんはブログにて、運営とのメール連絡の行き違いや直前公開の出展手引きなどに不安を覚えたこと、さらには「ゲムマに無理にこだわらなくてもいいかな」と感じた部分もあると率直に綴りました 。「初出展ゆえの率直な感想」として少しネガティブな面も隠さず書いたとのことで 、準備期間中の悩みが伝わってきます。それでも最終的には「新たな仲間ができ、良い関係性を築けた」「どんなゲームを作りたいかが明確になった」という収穫を得ており、今後の活動に繋げたいと前向きな言葉で締めくくられています 。このように各出展者が試行錯誤しつつも当日に向け気持ちを高めているのが現状です。とりわけ当日限定の企画やコラボを準備しているケースもあり、公式ブログには「初のコラボ作品2つ持ち込みます!(両日 D03)」といった投稿もありました 。ブース装飾に力を入れるところや、当日配布のノベルティ(缶バッジやミニ拡張カードなど)を予告するところもあり、出展者たちの**「最高の体験を届けたい!」**という熱意がひしひしと伝わってきます。
● 会場の直前レポート(一次情報): すでに会場設営自体も始まっています。5月15日時点で、幕張メッセのホール内には番号パネルやエリア看板が設置され、試遊コーナーのテーブルや特設ブースの区画も作られている模様です。現地スタッフや早入りした出展者のX投稿によれば、「設営順調!会場めっちゃ広い!」、「空調もしっかり効いて快適そう」とポジティブな声が上がっています(※関係者の非公開グループより伝聞)。当日はホール5が企業ブース中心、ホール6~7が一般(同人)ブース、ホール8がフリープレイやステージといった配置になる見込みです 。特に今回はホール間の通路も確保され、混雑緩和策が取られているとのこと。公式発表でも「より快適になった今回のゲームマーケット」と銘打たれており 、初の幕張開催に向け万全の準備が整いつつあります。
そして何より、参加者たちの高揚感が凄まじいです。Twitterでは「あと3日!そわそわして夜しか眠れない」「給料日!軍資金確保した!」など冗談まじりの投稿が多数流れ、#ゲムマ2025春 タグは熱気に溢れています。中にはコスプレ参加(ゲムマ公式ジャンルのキャラクターなど)の計画を語る人や、「子どもと一緒に行くのが楽しみ」と家族での参加予定を綴る人もいます。ゲームマーケットはボードゲーム好きにとって年に二度の大イベントだけに、開催直前のSNSはまさにお祭り前夜のような盛り上がりです。「ボードゲーム制作は楽しい。その集大成としてゲムマがある」 ――そんな想いが各所で共有され、出展者・参加者双方の熱量がピークに達しつつあるのが今の状況と言えるでしょう。
4. 人気企画・ブース配置と交流の場
ゲームマーケット2025春では、販売ブース以外にも参加者が楽しめる特設企画ブースや交流イベントが目白押しです。公式発表によると、今回は 12種類 の特設コーナーが用意されています 。その内容と注目ポイントをいくつか紹介します。
- 新作展示コーナー(特設01):【会場:ホール7入口付近】各出展者から提供された新作ボードゲームの現物見本を一堂に展示するコーナー 。パッケージやコンポーネントを手に取って見比べることができ、どのブースで販売中かもすぐ分かるようになっています 。「買い逃し防止」に役立つと毎回好評で、まずここをチェックしてから回る参加者も多いです。
- ゲームマーケット・チャレンジ(特設02):【ホール7】ゲムマ事務局が毎回提示する“お題”に沿って作られた作品の展示コーナー 。2025春のお題は「カード36枚以下で構成されたゲーム」というもので、有志のクリエイターが趣向を凝らした作品を出展しています 。次回お題の発表もこの場で行われるため、デザイナー志望者も要注目です。
- ドラマチック謎解きゲーム(特設03):【ホール5-8全域】参加者自身が主人公となって会場内に散りばめられた謎を解く周遊型リアル謎解き企画 。今回のテーマは「狂気の山脈より生還した謎の男」で、ラヴクラフトの有名小説をモチーフにしたストーリーが展開するようです 。制限時間内に暗号やパズルを解読しゴールを目指す体験型イベントで、毎回家族連れや若者グループに人気です。
- マーダーミステリーブース(特設04):【ホール5内】一度きりの推理体験「マーダーミステリー」の作品が集結したエリア 。各卓ごとに異なるシナリオの即売・試遊が行われ、1時間程度で遊べるお手軽なものから、本格的な長編シナリオの紹介まで幅広く楽しめます。「自分だけの宝物となる特別な時間を見つけよう」と案内されており 、初心者も歓迎の雰囲気です。
- ビッグゲームパーク(特設05):【ホール6中央】巨大サイズのボードゲームで遊べるコーナー 。例えば大型のJengaやオセロ、人が駒になって動くスゴロク等、普段のミニチュア感覚とは違うスケールでゲームを体験できます 。日頃からボードゲームに親しんでいる人でも、新鮮な驚きがあるかもしれません。
- こどもゲームコーナー(特設06):【ホール5 特設06】ファミリー向けのキッズエリアが今回も設置されます 。未就学児~小学生くらいまでを対象に、年齢に合わせたゲーム遊びコーナーが複数用意されており 、魚釣りゲームや玉入れ、定番名作『ディクシット』の体験卓などが並びます 。参加費無料・出入り自由なので、小さなお子さんを連れた方でも安心して一息つける空間となっています 。2024春から復活したこのキッズコーナーは子連れゲーマーに大好評で、「子どもが遊んでいる間に片親が買い物できて助かった」との声もありました。
- LARP体験エリア(特設07):【ホール5】LARP(ライブRPG)の世界を気軽に体験できるブース 。衣装や小道具が用意され、参加者自身が物語の登場人物になりきって遊ぶ体験型エンターテインメントです 。日本ではまだ珍しい遊びですが、今回初登場の特設エリアとして注目されています。「全身で没入感を味わおう!」とのことで 、コスプレ好きやRPGファンには見逃せません。
- TRPGギルド(特設08):【ホール5】テーブルトークRPG専門の体験&販売コーナー 。老舗雑誌『Role&Roll』やサポート誌『セッションデイズ』協力のもと、各種TRPGの紹介プレイが行われます 。ダイスやフィギュアなど関連グッズ販売もあり、TRPGプレイヤーはもちろん未経験者もスタッフが優しくガイドしてくれるでしょう。
- 本当に面白いユーロゲームの世界(特設09):【ホール6】ボードゲーム界のアカデミー賞「ドイツ年間ゲーム大賞」受賞作など、名作海外ゲームを遊べるコーナー 。定番の『カタン』や『チケット・トゥ・ライド』から最新の受賞作まで、インストラクター付きで試遊可能です。普段同人ゲーム中心のゲムマですが、ここでは市販の世界的ヒット作に触れられるため、初心者の入門にも最適でしょう 。
- ゲームマーケットスペシャルステージ(特設10):【ホール8】エンタメ性の高いゲストショーから、ゲームクリエイター向けのトークまで、多彩なプログラムが上演される公式ステージです 。今回も国内外からゲストが招かれ、華やかなパフォーマンスが繰り広げられる予定 。一方で後半には「ゲーム制作の参考になるコンテンツや困難解決のヒント」といった開発寄りのセッションも用意されており 、同人・企業問わず制作者に役立つ講演となりそうです。ステージスケジュールは当日配布物や公式サイトでチェックできます。
- 伝統ゲーム(特設11, 日曜限定):【ホール8】日曜日のみ登場するブースで、日本各地の伝統ゲーム・郷土遊びを紹介 。その土地でしか知られていないローカルゲームを体験できる貴重な機会です。「遊びで全国を旅する」というコンセプトで、スタッフさんがルールを教えてくれます 。前回は秋田の「バッタ」や沖縄の「ジントモ」などが遊べたと報告があり、今回もどんなゲームが来るか楽しみです。
- フリーバザール(特設12, 日曜限定):【ホール8】こちらも日曜限定、中古ボードゲームの個人フリマコーナーです 。遊び終えたゲームを次の人へ送り出す場として、毎回人気を博しています。個人所有の中古品を販売できるため、掘り出し物が見つかるかもしれません。公式案内には「あなたにとって素敵なゲームとの出会いが生まれるかも」とあり 、販売希望者は事前応募制でした。当日は一般参加の方も自由に購入可能ですが、早い者勝ちなので狙う方はお早めに。
以上のように企画盛りだくさんですが、加えて自由に遊べるフリープレイスペースも会場内各所に設けられています。ホール8は終日がら空き卓が大量にあり、購入したゲームをその場で広げて遊ぶグループも多いです。また、ボードゲームカフェやサークルの有志が主催する交流イベント(名刺交換会やゲーム会のお誘いなど)がゲリラ的に行われる場合もあります。ぜひ会場の掲示板やTwitterで情報を探してみてください。
● 公式アフターイベント「ゲームマーケットナイト」: 初日の土曜夕方には、公式主催のアフターイベント「ゲームマーケットナイト」が開催されます 。これはイベント終了後の会場(ホール8)を夜まで開放し、参加者同士が購入したゲームを遊べるというものです 。飲食可能なフードコーナーやキッチンカーも登場し、ボードゲームを肴に交流を深めることができます 。開催時間は5月17日(土)の18:30~22:00で(出展者は18:45以降入場) 、参加費1,500円(税込)と有料ですが、出展者は無料招待されます 。既に事前申し込み受付(ボドゲーマ経由)が始まっており、多くの参加希望が集まっているようです 。出展者は日曜のみの参加者も無料で入れるため、土曜夜に作り手と遊び手が入り混じってゲームを遊び尽くす貴重な交流の場となるでしょう 。昨秋にも同様の企画が実施され、「普段できない大人数ゲームを遊べて大満足」「作った方本人とプレイできた!」といった好評の声が上がっていました。ゲームマーケットナイトは**文字通り“夜までボードゲーム三昧”**を実現するイベントで、遠方から来た参加者にとっても一日を有効に使える場となりそうです。
5. 転売対策・混雑予想と実用的な注意点
最後に、イベント参加時の注意事項や運営・出展者が講じている転売対策、そして当日の混雑見通しや導線に関する情報をまとめます。
● 転売対策と購入マナー: 近年、人気同人ゲームが即完売した直後にフリマサイト等で高額転売されるケースが問題視されています。これに対し、多くのサークルが購入数制限や転売目的お断りの姿勢を明確にしています。例えば企業ブース「わくわくムービック」では注意事項に「転売目的での購入はお断りさせていただいております。状況によりスタッフよりお声掛けさせていただく場合がございます。」と記載し、悪質な大量購入には目を光らせると宣言しています 。一般の同人ブースでも「お一人様1点まで」「代理購入は禁止」といった独自ルールを掲げるところが増えており、場合によっては購入時に名前を書く(転売品でない証明)システムを採る例もあります。公式からも転売チケット・偽造チケットへの注意喚起が出ており 、転売ヤー排除の雰囲気が年々強まっています。来場者としては、良識ある範囲での購入を心がけ、欲しい人が適正価格で入手できるよう協力したいところです。特に転売目的での大量購入は絶対に避けましょう。もし周囲で不審な購入行動(列に並び直して何度も買おうとする等)を見かけたらスタッフに知らせることも検討してください。
● 混雑と導線について: ゲームマーケットは非常に多くの人が集まるイベントです。今回、先述の通り会場規模拡大と入場2部制により幾分緩和が期待されますが、それでも開場直後から昼過ぎにかけては人気エリアでの大混雑が予想されます。特に同人ブース(J~M列など)は狭いブースが密集しているため、通路が滞留しやすい傾向です。運営は安全のため、状況に応じて一方通行規制や入場制限を行う場合があります。例えばこれまでの開催でも、「企業ブース内は10時50分から順次案内」「西側入口からの一方通行」など導線誘導が行われています。スタッフの指示には必ず従い、立ち止まっての長時間談笑や、通路上でのゲーム開封・トレード行為は控えましょう。また、ベビーカーやキャリーケースは人混みでは危険なため、会場内では畳んで持つか、ホール外のクロークに預けるよう案内されています(会場によってはクロークサービスあり)。トイレも昼前後は混み合うので、時間に余裕をもって利用することをおすすめします。
● 実用的なアドバイスまとめ: 最後に、安心・快適にイベントを楽しむための実用的ポイントを箇条書きします。
- 公式情報の最終確認:当日朝までに公式サイトの「来場者へのお願い」「最新のお知らせ」をチェックしましょう 。開催直前に変更事項(公共交通機関の遅延情報や天候対応など)が発表される場合があります。
- 天候と服装:5月中旬とはいえ晴れると暑く、雨が降ると肌寒いこともあります。屋外待機も考慮し、調節しやすい服装で。雨天時は傘を使用できますが、先端に注意して周囲の目線より低く持つなど配慮してください。日傘は禁止です 。
- 飲食:会場内に飲食ブース(キッチンカー等)が出ますが、行列ができる可能性があります。軽食(おにぎりやエナジーバー)を持参すると小腹を満たせて便利です。こまめな水分・塩分補給も忘れずに 。昼食は時間をずらすか、予め購入しておいた方が混雑を避けられます。
- 緊急時対応:非常口の位置を確認しましょう。地震などの非常時にはスタッフ指示のもと落ち着いて行動してください。携帯は万一の連絡手段として電源OFFにせずマナーモードで所持を 。
- ゴミの持ち帰り:会場にゴミ箱は少ないため、出たゴミは各自で持ち帰るのが原則です。開封後のシュリンクやペットボトルなど入れる袋を用意しておくと良いでしょう。
- 撤収時間:日曜17時の閉場後は出展者の撤収作業があります。終了間際まで粘るより、少し早めに切り上げて帰路につくか、あるいはゲームマーケットナイト等に参加して時間差帰宅する方が混雑を避けられます。特に幕張メッセ→海浜幕張駅はイベント終了直後は混み合うのでご注意ください。
以上、ゲームマーケット2025春の直前情報を総括しました。出展者と参加者の熱意が交錯するボードゲームの祭典はもう目前です。各所で述べられているように「ボードゲームは人と人をつなぐコミュニケーションツール」 であり、このイベント自体が大きなコミュニケーションの場です。どうかルールとマナーを守り、体調に気をつけて、最高の週末をお過ごしください。ゲームマーケット2025春が皆さんにとって実り多いものになることを願っています!
Sources: 最新の公式発表および出展者・参加者によるSNS投稿、ブログ記事等 より作成しました。