遊ぶ前に、下記の写真をみんなに見せながら、説明を棒読みしてインストして下さい。
【始めに】
このゲームは2人用の対戦ゲームで、1戦は約5分程度です。3人以上で遊ぶルールもありますが、今回は2人用のルールを説明します。(後日、ホームページに掲載される予定のようです。)。
箱の中には、18枚のカードが2セット入っており、この中から、5枚以上のカードを山札にして、遊びます。
箱を開けると、プレイボード、説明書、ダメージカウンター、カード18枚が2セット。
これらが入っています。(欠品がある場合は、スピマテ製作委員会に問い合わせをして下さい。)
【勝利条件について「モンスターの攻撃」】
このゲームの勝利条件は、「モンスターと呼ばれる絵柄の描かれたカードを召喚し、そのモンスターで相手のプレーヤーに攻撃を成功させる」ことです。
イメージ図
ただし、いきなり相手のプレーヤーへの攻撃をすることは出来ません。相手のプレーヤーも当然モンスターを召喚してきます。相手の場に1枚でもカードがある場合は、相手のプレーヤーを攻撃対象には出来ず、相手の場のカードを攻撃対象にしなければなりません。
また、相手のプレーヤーに攻撃が成功しても、いきなり敗北ではありません。相手プレーヤーが直接攻撃対象にされた場合は、相手は「手札を1枚選んで捨てる」ことで、敗北を免れる事ができます
つまり、手札はライフの代わりにもなります。手札を全て捨てさせて、相手の手札が1枚もない状態の時、敗北を免れることが出来なくなるので、相手の負けとなります。
また、場には前衛と後衛があり、前衛にカードがない場合にしか、後衛には攻撃できません。
イメージ図
整理すると、勝利するには、まず相手の場のカードを全て倒す必要があり、前衛、後衛の順番で倒していきます。相手の場にカードが1枚もない場合、初めて相手プレーヤーを攻撃対象に出来ます。相手プレーヤーに攻撃した場合、成功すれば相手の手札を1枚捨てさせる事ができ、捨てる手札がないなら、そのまま相手の敗北となります。
【カードの種類について。3種類あります。】
カードの種類を説明します。カードは大きく分けて3種類あります。
まず、カードの左上に「コストex」と書かれたカード3枚。
これらは、盤外に除外しておいてください。これらのカードは「エクストラカード」と呼ばれ、第二の手札として条件を満たした際に、出てきます。後ほど説明します。上記3枚を除いた、15枚のカードで5枚以上のデッキを構築します。
次に「モンスターカード」です。
モンスターカードには、
左上に召喚コスト、属性、モンスターと魔法の種別。
右下にステータスAPアタックポイント、LPライフポイント。
真ん中にアークを描くようにフレーバーテキスト。
その右に種族、カード名。
その下にカード効果が書かれています。
召喚コストは、出す為に必要な手札を捨てる枚数です。
このゲームは、すべてのリソースが手札の枚数に集中しています。
属性と種族、カード名はカードの効果で参照する時に使います。
フレーバーテキストは、気持ちを盛り上げる為に使います。
カード効果は、主にプレイ時・任意・永続の3つがあります。
プレイ時はこのカードが場に出た時に使える効果です。
任意は、このカードが攻撃前のフェイズで場にあれば毎ターン宣言して使える効果です。
永続は、例えば2回攻撃できるなど、このカードが場にあれば適用される効果です。
また、カードにはタイミングや条件を指定する場合があり、
その場合はそのタイミングでなければ効果は使えません。
スピマテのテキストは特殊で、最初に「効果」が書いてあり、その後に発動条件やコストが書かれています。TCGに慣れていると戸惑うので、注意して下さい。
モンスターは、攻撃前バトルフェイズの前の準備スタンバイフェイズ中に
1枚だけ召喚出来ます。
「魔法カード」の説明です。
魔法カードはモンスターカードと違い、1ターンに何枚でも使うことが出来ます。
魔法カードはAP攻撃力を持っていないので、攻撃宣言出来ません。
ただし、LPライフポイントを持っているので、使用した後も場に残り、一度だけ壁になってくれます。このゲームでは、魔法カードは使用しても場に残り続け、即座には墓地には送られません。
魔法カードはほとんどのカードがタイミングや条件を指定されているので、読み飛ばさないように注意してください。
【ゲームの進行】
ここからは、実際に遊びながら、ゲームの進行について説明します。
まず、お互いにデッキを構築を終えた後で、デッキの枚数を確認して、枚数が多い方が先行となります。同じ場合はじゃんけんで勝った方が先行です。
最初はお互いに15枚全てをデッキとして使用して下さい。今回はデッキ枚数が同じになると思いますので、詳しい人が選考としてください。
対戦前に、デッキの山札から、好きなカードを相手に見えないように1枚見て選び、手札にします。その後よくデッキをシャッフルして、追加で2枚引いて3枚の状態でゲームをスタートします。先行の方が有利なので、先行1ターン目は攻撃を行えません。
(デッキ枚数が多い方が、特定のカードを手札に加えられないので、基本的にこのゲームは不利です。)
ここから対戦開始です。先行のプレーヤーから手番を行い、後は交互に手番を行います。
手番では、3つのフェイズに分かれています。
ドロー・スタンバイ・バトルです。
まず、ドロー。1枚引きます。これは当然先行プレーヤーでも行うことができます。
次にスタンバイ。このスタンバイでは、モンスターを一度だけ召喚する。魔法を使う、効果を使うなどの行為を行う事ができます。「魔法を使う」については、2つの使い方があるので、次の【対戦しながら説明してほしいこと】も確認して下さい。
次にバトル。モンスター1体につき、1回だけ攻撃を行います。攻撃を行うには、相手の場・プレーヤーを1人対象にする必要があります。対象にしたものに対して、攻撃モンスターのAP攻撃力分のダメージを一方的に与えます。反射ダメージなどはありません。受けているダメージがLPライフポイント以上になった場合は、破壊され、捨て札つまり墓地に送られます。ダメージはターンをまたいでも蓄積されるのでダメージカウンターをうまく使用してください。
これらの行為が終わると、エンドとなり、手札が5枚以上あるなら4枚になるように捨てます。相手の手番に移ります。大まかなルール説明は以上です。
【対戦しながら説明してほしいこと。】
●「暴勇の報い」について
よくあるカードゲームでは、モンスターは召喚したターンには攻撃が出来ませんが、このゲームでは召喚したターンでも攻撃出来ます。
ただし、その代わりに、上記の「暴勇の報い」のカードのような、「場に出たターンに攻撃した場合、手札から場に置いて発動出来る」トラップのようなカードが多く存在します。
その為、場に出たターンにリスクを追って攻撃するか、次のターンまで待ってから安全に攻撃するか。それがこのゲームの最も重要なポイントであり、駆け引きとなります。
●「魔法カード」の2つの使い方
魔法カードは、2つ使い方があります。
一つ目の使い方は、書かれている効果テキスト(条件やタイミングなど)を満たした場合、そのタイミングで使用できます(逆に、タイミングが書かれているカードはそのタイミングでしか使用出来ません。)。タイミングが書かれていない場合は、自分のスタンバイでのみ使用できます。使用した場合は、場に出して効果を発動します。
二つ目の使い方は、攻撃前のスタンバイフェイズに、書かれているテキストを全て無視して、ただ場に壁として置くという行為ができます。これを行う場合は、永続効果以外の書かれている効果は全て無い状態で場に置かれます。
「暴勇の報い」は、前のターンに出たモンスターの攻撃は止められません。相手の次に攻撃できる回数を先読みして、魔法カードを前衛に壁としておくことで、攻撃から後衛のモンスターを守ったりできるので、覚えておいてください。これも非常に重要な読み合いの一つです。
●「合成」について。
合成モンスターは、魔法カード「合成」に書かれている手順によって、エクストラカードと呼ばれる盤外から呼び出されるカードです。合成とは、自分の場に既に召喚されているモンスターに対して、手札又は場の他のモンスターを合体させ、より強力なモンスターをエクストラカードから呼び出す行為です。合成モンスターは破壊されても元の召喚されていたモンスターの姿で場に戻り、手札又は場の他のモンスターは墓地に送られます。下記に、合成モンスターの例を書きます。
+
(もしくは戦少女フレイヤ)
=
+
=
また、注意点として、「合成対象」と「合成素材」が異なる点に注意して下さい。「場」に合成対象がいなければ、合成を行うことが出来ません。一度召喚しないといけないということです。
場にいるモンスターが、手札(もしくは場)のカードを素材にして変身するというイメージです。
●エクストラカード「ex魔法」についての説明
このゲームには、魔法少女フリーディアという、変身型魔法少女がいます。このカードにはテキストは書かれていませんが、このカードが場に存在すると、盤外のエクストラカードから発動出来る第二の手札つまりex魔法が存在します。それが「ティンクルスター魔法少女の宝札」です。このカードの効果により、とりあえず2枚ドローできます。ちなみに、魔法使いと魔法少女は違う種族なので、十分に注意して下さい。
「奪取」について(「デーモン・ガール」カードの補足説明)
場のカードのコントロールを獲得し、自分の空いている場に置きなおす処理です。この処理を行う際、奪取したいカードのコストと同じ枚数、自分の手札を捨てなければなりません。捨てられなかったり、自分の場が空いていないなら、奪取は失敗します。この場合、奪取したことにはなりません。コストexのカードは奪取することはできません。
持ち主が違うカードをコントロールしている場合、それが別の領域に移動する際は、本来の持ち主の領域へ移動します。
【構築について】
スピマテカードゲームは、5枚以上でデッキを構築して遊べる点が醍醐味でもあります。いきなり構築をするのは苦労すると思うので、まずはこのデッキを構築して見てください。
※カードゲームとかあまりやったことのない人に、下記のバトルフリーディアデッキを渡してあげてください。カードゲーム経験者の人は、頑張って普通のデッキでバトルフリーディアを攻略して行ってください!
●バトル・フリーディア6枚デッキ
このデッキは、最初に魔法少女フリーディアを手札に加え、ティンクルスターで2枚ドローして、確実にバトルフリーディアを合成することができます。また、「戦乙女の進撃」は、防衛のタイミングで使用される「暴勇の報い」を無効にしてそのまま攻撃を通すことができます。このデッキが最も強いデッキとして設定されています。
このデッキへの対策を考えながら構築を繰り返していくのが良いでしょう。下記の構築例を是非参考にして遊んでください。正解はひとつではありません。
●その他の構築例
下記のURLを見て下さい。色々なデッキタイプが15枚で組めます。
【対戦の動画】
【詳細ルール】
スピマテカードゲームのルールを総合ルールに近いものに依頼して書いてもらったものがあります。もしルールで困ったら、これも参考にして下さい。
スピマテの遊び方
【追記:お詫び・・・。】
★以下の2点が、説明書に記載漏れがありました。初期の説明書では修正されていません。
・先行プレーヤーの1ターン目は攻撃できません。
・合成を行う場合、合成対象は「場」のカード。合成素材は、特に記載がなければ「手札又は場」のカードを素材にします。