◾️始めに
「闘技場と5人の勇者」を手に取って頂き、ありがとうございます。闘技場と5人の勇者は、いくつかのルールがあり、好きなルールで遊べるトランプのようなゲームとなっています。現在、「ノーマル」「エキスパート」「ペガサス」の3つのルールが公開されています。「エキスパート」は2019年ゲームマーケット秋、「ノーマル」は2020年ゲームマーケット春に公開されました。
ゲームマーケット2021年大阪の新ルールは「ペガサスルール」となります。現在、このルールを最も推奨しています。
このページでは、「ペガサスルール」3〜5人での遊び方について詳しく説明しています。「エキスパートルール」「ノーマルルール」で遊びたい人は、それぞれのページを確認してください。
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◾️あらすじ
このゲームは、プレイヤーが闘技場の戦士の1人となり、バトルロワイヤルで生き残ることを目的とします。剣闘士達には、それぞれ「クラスカード」という能力を与えられます。それらの能力による数値比べをします。(攻撃をした際に、数値が超えていれば防御側の相手を倒すことが出来ます。)
▪️クラスカードの紹介
あなたのクラスです。配られたら他の人に見えないように裏の状態で確認して下さい。
▪️剣闘士マーカー
既に攻撃を受けたか、まだ攻撃を受けていないかを○×でマークするためのものです。
▪️剣マーカー
現在の手番のプレイヤーがこのマーカーを所持します。このマーカーを相手に突き刺すか、回すことで攻撃をします。
赤い数値で勝負「近距離戦」突き刺す動作【映像データ】
青い数値で勝負「遠距離戦」回す動作【映像データ】
◾️勝利条件
闘技場で最期の1人になるまで戦い、生き残ったプレーヤーが勝利です。
◾️ゲームの準備
図のように「クラスカード」と「剣闘士マーカー」を配ります。
4人場合:1人2枚ずつ×4人=合計8枚
BG-Braver1枚と、残りのカードをランダムに7枚
5人の場合:1人2枚ずつ×5人=合計10枚
BG-Braver1枚と、残りのカードをランダムに7枚
3人の場合:1人3枚ずつ×3人=合計9枚
「BG-Braver2枚」「BG-Warrier3枚」「BG-Archer3枚」「BG-Lancer3枚」「BG-Magician3枚」の合計14枚から。
※あまった「クラスカード」は、ゲームでは使いません。
▪️配り方と並べ方:下記の写真を参考にして下さい。
5人で遊ぶ場合
4人で遊ぶ場合
3人で遊ぶ場合
▪️ゲームの流れ
ゲームを始める前に、任意の方法で親を決めておきます。カードを配り、メインとなるクラスカードをマーカーの後ろにセットします。その後、残りのクラスカードを横にサブとしてセットします。戦闘で使うのはメインのクラスカードだけです。サブのクラスカードは、「親の最初の準備」で入れ替えるタイミングがあります。
1:「親の最初の準備」をします。(メインとサブを入れ替えられます。2巡目から行います。)
2:親から順番に反時計回りで「手番」を進めて行きます。
3:全ての人が「手番」を終えたら、親から見て反時計回りの次の人に親を移します。
(一番最初に「剣マーカー」を持っている人が親です。)
この1〜3を繰り返し、勝利条件を満たすまでゲームを進めます。
▪️各プレイヤーの「手番」に行うこと
「手番」では手番プレーヤー(攻撃側)は、「近距離戦」か「遠距離戦」を宣言します。「近距離戦」の場合は、まだこの1巡で攻撃対象にされていない敵プレーヤーを1人選びます。
「近距離戦」を宣言した場合・・・剣マーカーを突き刺す。
手番プレーヤー(攻撃側)がその敵プレーヤーの裏のカード(または、何らかの理由で表になっていても攻撃出来る。)を他のプレーヤーに見えないように見て、「戦闘」を行い、「倒せた」 か 倒せなかったか を宣言します。攻撃を既にされているカードは攻撃されないので、赤罰でマーキングして分かり易く出来ます(マーカーを裏返します。)。つまり、1巡で連続で狙われることはありません。全てのマーカーが赤罰になり、攻撃対象がいないプレーヤーの手番の場合は、「近距離戦」は出来ません。
「遠距離戦」を宣言した場合・・・剣マーカーをルーレットのように回す
手番プレーヤー(攻撃側)がルーレットのように剣マーカーを回転させ、剣が向いたプレーヤーに対して、「戦闘」を行い、他のプレーヤーに見えないように見て、「倒せた」 か 倒せなかったか を宣言します。攻撃を既にされているカードは攻撃されないので、赤罰でマーキングして分かり易く出来ます(マーカーを裏返します。)。「遠距離戦」の場合は、「近距離戦」と違い、相手が赤罰状態でも攻撃が通ります。(つまり、もしルーレットが全員成功すると、全員から攻撃を受ける可能性もあります。)。全員が赤罰となり、「遠距離戦」しか出来ない場合でも、必ず攻撃しなければなりません。
※剣マーカーを回転させた際に、「自分」又は「既に脱落しているプレーヤー」に向いた場合は、回し直しとなります。
※もし剣マーカーがうまく回転させられない場合には、代わりにダイスを使うなどしていただいても構いません。
▪️「戦闘」の方法について
「近距離戦」を宣言した場合は、クラスカードの赤い文字の数字を、遠距離戦の場合は「青い数字」を見比べ、数がその敵プレイヤーのクラスカードよりも大きければ、倒すことが出来ます。数字が同じか、小さい場合は倒すことが出来ません。
※敵プレイヤー(攻撃された側のみ)が倒されます。手番プレーヤー(攻撃した側)は倒されません。
▪️「倒された」らどうなるのか。
倒されたメインのクラスカードは元々が裏向きであれば、表向きになります。これを正体が明かされた「手負状態」と呼びます。既に手負状態のメインのクラスカードが倒された場合、それを捨札(レクイエムに置かれる)として、次のサブのクラスカードをメインとして、即座に入れ替えます。メインもサブも失い、クラスカードが1枚も無くなったそのプレーヤーは敗北となり、最後に倒されたクラスカードも「レクイエム」となります。脱落したプレーヤーの手番および親は以後飛ばされます。
※ノーマルルールと違い、エキスパートルールと同様に合計ライフが裏表×2で、4点あると思ってください。サブのクラスカードが残っていればサブをメインとして使うことができます。
▪️親の「最初の準備について(主には2巡目以降の親でこの行為は行います。)」
親が交代して、親が「手番」を始める前に、全員、自分のメインのクラスカードをサブのクラスカード入れ替える事が出来ます。相手が同意すれば、相手と入れ替える事もできます。優先順位は親から反時計回りです。
※手負い状態(表になったクラスカード)と裏の状態のカードを入れ替える際も、そのまま入れ替えます。表裏の状態が変化したりはしません。その為、裏の状態のカードを相手の表のカードと入れ替えるのはかなりデメリットが大きいです。
▪️「レクイエム」が2枚以上存在する状態で「近距離戦闘」する場合
この場合、レクイエム(場の真ん中あたりに置いておきます。)にある「クラスカード」が2枚以上を全て使い、それらを全て使ってお互いにランダムに数値を加算します。レクイエムとは、全員共通の捨て札のことです。例えば、4枚捨て札にあれば、4枚をランダムに裏側で手番プレーヤー(攻撃する側)とその敵プレーヤー(攻撃される側)に2枚ずつランダムに配り、せーので、表にして、書かれている数値を合計して加え、加えた後で戦闘をします。この「レクイエム」は「遠距離戦」では行いません。
※この時、カードを配るのは、戦闘に関係ない人が行なってください。
※レクイエムのカードが奇数の場合は、1枚だけランダムに残して割り振ります。
▪️勝負が付かない→流局:親が1巡しても誰も倒されない場合
拮抗状態が続いて、剣の親マーカーが全員に一巡して行き渡っても「誰も倒されない場合は」、全てのプレーヤーは全員倒されます。手負い状態のプレーヤーは脱落し、裏向の状態のプレーヤーは手負いになります。このルールで全てのプレーヤーが同時に脱落してしまった場合は、勝者なしとなります。(全てのプレーヤーのクラスが同じ、2人での対戦でレクイエムで連続して攻撃が失敗するなどの場合に、この流局になるケースがあります。)